昔の話だけど、俺には彼女がいた。
俺よりも身長が高く、スタイルの良い彼女だった。
若き日の俺は、外で遊ぶのが大好きだった。
一緒に公園でのデート。
ブランコで競争!どこまで高くあがれるか競ったもんだ。
ヒャッホーイ♪次はジャングルジムでハッスルだぜぃ!
そして、シーソーに乗ろうと彼女を誘った。
「○○子ちゃん!シーソーやろうぜっ!!」
俺が先に乗り、彼女が後に乗ってきたそのときのことである!!
ちょっ・・・・・。
少しずつ俺の体が宙に浮いてくる・・・。
彼女の重みで俺が浮いてしまうやんけっっっ!!!
どうしたらいいんだチキショー・・・。
男としての面目も保てないし、彼女を傷つけてしまう!!
必死に踏ん張るが、オナラがでそうになるだけで・・・。
浮いてしまう・・・。
彼女が俺の気まずさをカバーするように、足を踏ん張ってシーソーをこいでくれた。
すぐにおりたが、彼女から「軽い男」だなんて思われていたのかもしれない。
少年の心を持った俺は、シーソーゲームを通し一歩大人になった。
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