そうそう。
俺がピアスを初めてあけたのは16歳くらいの頃だったかな。
何故か俺の家が溜まり場みたいになっていた。
ピアスをたくさん開けている一個したの後輩の女の子。(仮名:まや)
俺が起きると部屋の窓から勝手に女友達を連れ込んでいた後輩まやちゃん。
今考えると、とんでもない光景だったのを覚えている。けど、それが当たり前だった。
「そういえばさ、まやちゃんってピアスたくさんあけているよな。」←若き日の俺。
「そだねー。ってか、暇つぶし?」
「ひっ!!暇つぶしっ!?」←カルチャーショックを受ける俺。
「ヒロくんもピアス開ければいいじゃん!」
「そ、そだねっ!開けたいね!」←動揺を隠せない俺。
「んじゃ、今度あけよう♪」
そんなこんなで、ピアスを開けると宣言し、一緒に開けて
もらうべく、まやちゃんが遊びにきた。
「消しゴムと、針で、よしっ!あけよう!」
「えっ?いきなり?ちょ、待ったっ!!」←躊躇する俺。
「いいよ!待つよ!」
・・・・。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
待つこと30分は経っただろうか、俺の踏ん切りがつかない!
(怖いよ・・・。マキロンだって用意してないのに・・・。)
そんななか、まやちゃんがしびれをきたすように言葉を発した!!
「ビビってんじゃねーよ!」
ちょっ・・・!
ちょっとあんたっ!!!!
仮にも俺あなたより1年お兄さんなんですが・・・。
(じゃじゃまる!ぴっころ!ぽろり!の世代だぜっ!)
「いいよ!さっさと開けろよ!!」←ビビるが、強がる俺。
”プチッ”
さほど痛みも少なく開けられたのを覚えている。
しかし、開けた位置が右耳である。
右耳にピアス開けるのはゲイである。
その後左耳に開けるハメになったけど、眉毛、軟骨など
含めて10箇所以上あけたいたと思う。
(鼻、唇は死ぬほど痛くて断念。)
現在は左耳3個、右耳2個である。
現在27歳という”年齢によるファッション”に負けたくないという
思いが強くあるのだけど、年齢を重ねるごとに気持ち的にも落ち着いたのか
ピアスは1日最大3個までと、最近決めたのであった。